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attitude  私たちが生産現場で心掛けていること


現場第一主義

私たちは、8人の服飾職人からなる小さなニット工場です。
編み立て、縮絨加工、パタンナー、裁断・縫製、リンキング縫製、手かがり、プレス仕上げ、製品検品など各工程における手仕事の領域は異なります。


しかし、すべての職人がお互いの作業工程を確認しあうことを大切にしています。
サンプル制作や量産工程のなかで、予期せぬ問題が生じることもあります。


そんな時は、いったん立ち止まって、現場でみんなが改善策を話し合います。
チームワークにおいて、フラットな関係とフランクな意見交換を保つことを心がけています。

これからも、現場第一主義で良品生産に努めてまいります。


ロングライフ・デザイン

古くからのKnitの呼び名「莫大小(メリヤス)」は、服地に伸びと縮み備えることを意味します。
それは、複雑な曲線できあがったカラダを優しく覆い、動きに対して着心地のストレスを抑えることができる服地です。
 だからこそ、ニットウェアのデザインにおいて、もっとも大切なことは、服地の編み糸を決めることです。

羊毛や綿、麻糸などの天然素材から合成繊維に至るまで、それぞれの編み糸の特徴を の 現場で学び続けている毎日です。糸の物理特性はとても奥が深くて、お客様への素材の提案は真剣勝負で挑んでいます。

洋服デザインのまずはじめに、そのシルエットと着こなし方について、お客様とできる限り話し合います。雑談から始まって、徐々に中身を積みあげます。
着こなし方が決まれば、それに最適なテキスタイルの試作を始めて、パターンメーキングに落とし込みます。

編み立てた洋服が、お互いに思い浮かべた当初の着こなしイメージと符合し、腑に落ちたとき、これはお客様に長く愛用していただけると確信できます。
 「着ごこち中心」
 「見た目に欲張りすぎないシンプル」
 「長く付き合える丈夫な洋服」

私たちは、そんなロングライフ・デザインを仕事の中心においています。

QUALITY
私たちが心掛けていること
現場第一主義

地産地消の距離感
「日本製ニットウェアは価格が高い」、「海外生産で十分に満足」、「国産ニットはこれから必要ない」とアパレル・バイヤー様から幾度となく言われて来ました。
反論はしません。
なぜなら、私たちが作るニットウェアが必要であるかどうかは、袖を通していただくお客様に決めていただくものだと信じているからです。 
私たちは、大阪の北摂にあるこの小さな工場で、世代を受け継いでニットウェアを作ってきました。

数え切れないほどの失敗もしてきました。お客にお誉めいただいて、嬉しくて胸が熱くなって、飛び跳ねて喜んだこともあります。
すべての経験の積み重ねがあって、国産ニットを受け継いできました。
試作段階でその品質に満足ができなかったり、量産段階で予期せぬ問題が起きることがあります。その都度、お客様と直接お会いして、相談をして改善を繰り返してきました。
お客様の顔が見える関係。すぐに駆けつけることができる距離感。
地域に根ざして洋服を作り、地域のお客様にお届けする。

地産地消の企業として、日々日々、鍛錬する決意であります。